先日の記事「GDBで関数の実行時間を計測する」の関連記事です。こちらの記事では xv6 におけるランタイムオーバーヘッド、すなわち実行時間を計測するために、QEMU + GDB の組み合わせで、任意のブレークポイント間の実行時間をミリ秒単位で取得していました。
今回も目的は同じですが、取り扱うのは別のアプローチです。「xv6 の ticks が時間計測単位として粒度が粗すぎるなら、より細かい CPU クロックサイクル数を取得してしまおう」というお話になります。クロックサイクル数ですので、単位は cycles になります。
先日、コマンドライン上で DeepL API を利用できるツール&ライブラリである「dptran」の v2.1.0 を公開しました。
dptran - crates.io: Rust Package Registry
近頃、開発日記的なものを一切書いていなかったので、たまには書いこうかなと思います。
C 言語などで利用できる GNU デバッガツールである GDB では、関数呼び出しの履歴を backtrace で確認したり、ブレークポイントを置いて任意の位置で実行を止めたり、その時その時の変数やレジスタの状態などを確認できます。非常に便利なツールなのですが、GDB には関数単位やブレークポイント単位でのプログラムの実行時間の計測機能は調べた限り存在しません。
そこで今回は、GDB でむりやりプログラムの実行時間を計測してみた、という趣旨の話になります。
自宅の外から遠隔でWindowsマシンの電源をオンオフできるようにしたときの記録です。
Hyper-V にインストールした Ubuntu で空き容量が足りなくなり、仮想ハードディスクの拡張が必要になったのでそのときのメモです。
単純に「VHD のサイズを変えとけばいいだろ~」と思っていたのですが、そうじゃなかったので少し手間取りました。
前回の記事に引き続き、ヨーロッパ渡航の記録です。今回はその後編、ミュンヘンでの出来事を書いていきたいと思います。
前回はこちら → 初めてのヨーロッパ渡航記#1(アテネ編) | 為せばnull
お久しぶりです。先日、1週間ほどヨーロッパに渡航しておりました。具体的にはギリシャ・アテネとドイツ・ミュンヘンの2都市。せっかくなので、その時の出来事や感想などを述べていきたいと思います。
写真が多めなので2回に分けています。今回はその前編です。
USB 接続のワンセグチューナーを利用してラジオを受信するという、rtl-sdr なるものがあることを最近知ったのですが、それを Raspberry Pi 5 で実践してみました。今回はその過程を記録しておきます。
Raspberry Pi 5 環境の Ubuntu 23.10 にて、リモートデスクトップ環境 xrdp を入れたとき、音声出力ができないという問題にぶち当たりました。
サウンドの設定を見てみると、サウンド出力先に Dummy Output しかありません。
今回はこれを解決し、リモートデスクトップからでも音声を出力できるようにするまでの過程を記録しておきます。
前回に引き続き、Raspberry Pi 5 の話です。
前回:Raspberry Pi 5を購入しました
Raspberry Pi 5 を購入して早2週間、サーバとして利用するうえで色々と設定したり調べたりしなければならない点が多く、書きたいトピックが複数溜まっています。今回はその第1回目、OS のインストール編です。
ざっくりいうと、Raspberry Pi 5 には PWM 制御の CPU ファン機能があり、公式ケースを購入すると付属品として CPU ファンが付いてきます。普通は CPU の温度に合わせて回転数が変化するのですが、Raspberry Pi 5 に Ubuntu 23.10 をインストールしたらファンが全力で回り続けてしまいました。